panne de courant


夕べから今朝にかけて、une dépression (低気圧) の影響で、とても激しい雨風でしたね。次男を la crèche (保育園) に送って行き、びしょ濡れになって帰ってきて、我が家の様子がなんだか bizarre (おかしい) と思ったら、なんと une panne de courant (停電) が起きていました。

すっかり冷たくなった la lunette des cabinets (便座) に飛び上がりそうになり、慌てて東京電力に問い合わせたら、どうやら tout le quartier (その界隈一帯) で起きているとのこと。
いつもなら faire le linge (洗濯) や faire le ménage (掃除) などの les travaux ménagers (家事) を済ませてから出勤するのですが、充電式の l’aspirateur (掃除機) をサッとかけるだけで家を出ました。la machine à laver が回っている最中ではなかったのが幸いです。

家から la station de métro (地下鉄の駅) までの sur le chemin (途中) にある une supérette (コンビニ) は真っ暗でしたが、中には結構な人が並び、さながら le marché noir (闇市) の様相を呈していました。les produits surgelés (冷凍食品) や les glaces (アイス) が溶け出さないか、お店の人は気が気ではなかったでしょうね。 
   
私の子どもの頃は、この une panne de courant というのは、かなり頻繁にあったものです。à la campagne (田舎) だったからなのか、そんな époque (時代) だったのかは分かりませんが、食事中やテレビを見ている最中などに、いきなり真っ暗になる、そんなことが珍しいことではなく、我が家の茶の間には、いつも少し大きめの une bougie (ろうそく) と un bougeoir (ろうそく立て) が置いてありました。

慌てず騒がずその la bougie に火を灯し、1つところに家族が集まって l’électricité (電気) が復旧するのを待つのですが、子どもの頃は、なんだかこのドキドキ感がたまらなく、しばらくしてパッとまた de la lumière artificielle (人工的な灯り) が戻ってくると、ちょっと残念な気がすることもありました。母等は les travaux ménagers の手も止まり、イライラ、ハラハラしていたものでしょうけれど。

ちなみに、何故か未だに実家の茶の間には、この une bougie と un bougeoir が置いてあります。もう埃まみれですが、年末に帰ったら、ちょっと掃除してみようかと思い至った、今朝の la panne de courant でした。     

sot-l’y-laisse


このご時世、老若男女を問わず faire la cuisine (料理をする) ことは生きる上で必要な la capacité (能力) とされているようで、l’école maternelle (幼稚園) や l’école primaire (小学校) でも un stage de cuisine (調理実習)が行われているようですね。

次男がお世話になっている la crèche (保育園) でも、4歳児のクラスから un stage de cuisine があり、また、給食で使われる les oignons (タマネギ) などの les légumes (野菜) は子ども達が剥いています。
つい先日も le tablier (エプロン), le masque (マスク), le bandana (三角巾、バンダナ) の三点セットを持っていったので、
「今日のクッキング、何を作ったの?」
と尋ねると、
「作ったんじゃないの。魚をさばいたの。」
と答えが返ってきました。
えらい高度なことをやるんだなと驚いていると、
「『イワシのてびらき』をやったんだよ。小さなお魚にね、指を入れてね、お腹を出してね・・・」
と、des gestes (身振り、ジェスチャー) 付きで説明してくれました。

先日、たまたま à la radio (ラジオで) 聞いたのですが、「魚をさばく、おろす」というのは、とても日本的な調理手順だそうですね。イタリアで des restaurants japonais (和食レストラン) を展開されている方の une interview でしたが、現地で技術指導をしているけれども、かなりの腕の un cuisinier (料理人) でも、魚を上手にさばくのは、なかなか難しいとのこと。la technique (技術) ではなく、la culture (文化) の問題だともおっしゃっていました。

フランスでも、「魚をさばく」という観念はありませんが、le poulet (鶏肉) は le rôti (ロースト) など、丸ごと調理することが多いので、それをさばきます。これは力もいるので、男性の役割になっていることが多いようです。

私が留学生時代に下宿していた家庭でも、le poulet rôti の晩はお父さんの出番。普段は料理をしない方でしたが、un couteau (ナイフ) を手慣れた手つきで扱い、du blanc (白身;胸肉やササミの部分), des ailes (手羽), des pillons (足の下の部分) などに切り分けて、家族全員の des assiettes (お皿) に順番に取り分けて下さいました。

そして、面白いのは、 le sot-l’y-laisse という部分。 直訳すると、le sot (愚か者) は le (それ) を y (そこに) laisse (残す) という意味です。お尻の上の方のとても小さな部位で、目立たないため、こんな名称らしいですが、それにしても長いですよね。

“ Et voilà le sot-l’y-laisse. Comme je ne suis pas sot, je ne l’y laisse pas !” ( さあ、le sot-l’y-laisse だよ。ボクはバカじゃないから、残さないよ!)と言って、よく私の l’assiette によそってくれたことが、懐かしく思い出されます。

我が家の息子達には、le poisson も le poulet もさばける、カッコいいお父さんになってもらいたいものです。

éventail


またまたすっかりご無沙汰しているうちに、今度は l’automne (秋) になってしまいました。

l’automne と言えば、子ども達の行事が目白押し、先週の土曜日は次男の la fête du sport (運動会) でした。今年は la dernière année de la crèche (保育園最後の年) なので、le relais (リレー) やら、 la danse (ダンス) やら、剣道やら、出番もなかなか多く、本人も私も指折り数えて待っていました。

そして、ces dernier temps (最近) 、des accidents (事故) が多いため la polémique (論争) になっている組体操も年長さんの演目の1つ。もちろん、今問題になっているような、大きな une pyramide (ピラミッド) などはしませんが、le mois dernier (先月) からクラスで練習を重ねていました。

先日、
「組体操で『おおおに』をやるんだよ」
と言うので、
何人か積み重なって、上に1人立って une corne (角) に見たてるのかしら?それとも、上に1人 les jambes (脚) を上げて des cornes にするのかしら?などと思って、

「『おおおに』ってどんな風にするの?」    
と聞いてみたら、
「えっとね、○○ちゃんがこんな風にしてね、○○君がこうやってね、・・・」
と、一生懸命説明してくれ、できた形は
どうやら un éventail、「おおぎ」でした。

子ども達は(少なくともうちの次男は)、何の形だかよく分からずに、それでも一生懸命練習をしていたのですね〜。本番では大きな可愛い un éventail が上手にできていました。

ところで、この組体操、こんな可愛いレベルならば見ていて微笑ましいですが、つい先日も大阪で un accident が起きたばかり。
かの le ministre は
怪我をするとかあったとしても、それ以上の教育的成果・効果があるのであれば、それはやる意味がある」
なんておかしなことを言っておられるようですが、過去には、le handicap (障害) を toute la vie (一生涯) 背負うような une blessure (怪我) をしたお子さんや、亡くなったお子さんさえもいらっしゃることを考えると、国レベルである程度の規制をするべきだと、1人の親として、切に思います。 

ombrelle


長らくこの blog をサボっているうちに、la saison des pluies (雨の季節=梅雨) も終わり、la chaleur (暑さ)  も本格的になってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年はあまりの la chaleur に負けて、en solde (バーゲンで)  une ombrelle (日傘) を買ってしまいました。 

私はとにかく荷物を増やすのが嫌で、毎日の通勤時はもちろん、les voyages (旅行) の時も、au minimum (必要最低限) の物しか持たないようにしています。なので、une ombrelle (日傘) も今まで一度も持ったことがありませんでした。

しかし、先日 le salon de coiffure (美容院) に行った時、les rayons du soleil (日光) がいかに la peau (肌) や les cheveux (髪の毛) だけでなく、les racines des cheveux (毛根) にダメージを与えるかを力説され、「60歳の時の同級会で、カサカサのオバさんになってて悔しい思いをするよ」と、説得力のあるようなないようなことを言われ、ついに ombrelle デビューしてみました。

あれこれ迷って買ったのは pliable (折りたたみ) のタイプで、いちいち畳むのが面倒ではありますが、自分専用の une petite ombre (小さな陰) ができて、確かに快適です。そう、この une ombre を作るから、日傘のことを、 une ombrelle というのですね。

日本でもおなじみのカタカナ語に、「パラソル」がありますが、これも実はフランス語で、parasol と書き、ビーチで使う大きなパラソルのことを指します。para- には、「何かから守る」という意味があり、太陽を表す sol と組み合わせて、「日よけ」の意味になっています。他にも、pluie (雨) から守るのは un parapluie,  une chute (落下) から守るのは un parachute (落下傘、パラシュート) です。

それにしてもこのうだるような暑さ、大きな大きな un parachaleur (暑さよけ;造語) が欲しいです・・・。    

vengeance




先日、土曜日の朝、次男を la crèche (保育園) に送って行ったら、des corbeaux (カラス) のけたたましい le cri (鳴き声) が園庭に響いています。
どうやら、業者さんが、園庭にできていた un nid (巣) を駆除している様子。ふと周りを見渡すと、la crèche の le toit (屋根) にはもちろん、園庭の木々、そして隣の un collège (中学校) の le toit の上でも、夥しい数の les corbeaux が怒りの le cri をあげており、まるでヒッチコックの世界。

「ずいぶん怒ってるね。誰でも自分の家を壊されたら怒るよね」と、息子に話し掛けると、
「カラスがあのおじさん達のおうち壊しちゃったから、おじさん達が怒ってカラスのおうち壊してるの?」
と次男。
う〜ん。そうきたか。
子どもの世界、特に男の子の間では、やられたら la vengeance (仕返し) をする、というのが日常なのでしょうね。子どもの安全を考えれば、le nid の駆除はありがたいですが、カラスにしてみれば、何のいわれもなくいきなり自宅を破壊され、furieux (激怒、怒り心頭) といったところでしょうか。

住処を奪われた les corbeaux が、comme vengeance (仕返しとして) 駆除をして下さったおじさん達の家を壊しに行かないことを願います・・・。

hyper

我が家の息子達の le jouet favori (お気に入りのおもちゃ) は、何と言っても Lego。いつも足の踏み場もないほどに広げ、色んな des bâtiments (建物) や des véhicules (乗り物) を作ったりして、un monde imaginaire (空想の世界) で遊んでいます。
先日、二人が遊んでいるのを横目で見ていると、「ハイパーお母さん」という新キャラクターが誕生していました。ちょっと気になって、
「何がハイパーなの?」
と聞いてみたら、
「素手でドラゴンを倒せるの。」
とのこと。
母親に求められるハイパーさって、そんなことなの!?
とビックリしつつ、こっそり mon mari (ダンナ) の les haltères (ダンベル) で la musculation (筋トレ)をしてみている母です。






さて、この「ハイパー」という言葉は「ハイパーレスキュー」など、日本語にも使われていますね。hyper- という、ギリシャ語由来の接頭辞で、「超」「過度の」「最高度の」の意味があり、super の代わり、もしくはその上を指すものとして、フランス語でもよく使われます。
たとえば、普通のスーパーは un supermarché ですが、広い un parking (駐車場) があり、une station service (ガソリンスタンド) があったりする、2,500 ㎡ (mètres carrés) 以上の大規模なものは、un hyper marché といいます。その他にも、例えば、

Il est hyper fatigué. (彼はものすごく疲れている)
Sa robe est hyper jolie ! (彼女のワンピース、超かわいい!)

のように、très (とても) の代わりに使って、日本語でいうところの「超」「めっちゃ」の意味を表すことができます。 
 C’est hyper facile ! (超簡単!) でしょ?(もしかして、「超」なんて、もう若い人は使わないのでしょうか・・・)
でも、ちょっとくだけた表現なので、間違っても votre supérieur (上司) に仕事を言いつけられて、
Je suis hyper occupé en ce moment. (ボク、今めっちゃ忙しいんですけど)

などと、言ってしまわないように気をつけましょう!

attendre


先日、次男に un petit service (ちょっとした頼み事) をしたのですが、
「ちょっと待って」
と、絵を描き続け、なかなかやってくれません。
待ちきれず、
「じゃあ、もういいよっ!トマにお願いするからっ!!」
と、ちょっとムッとして言うと、

「いつもお母さん、ルカに『待って』っていうけど、ルカ、何も言わないでちゃんと待ってるよ。だからお母さんも待ってて」と諭されてしまいました・・・。
確かに、il a raison (彼の言う通り)です。思わず、
「ごめん」
と素直に謝りました。

ところで、日本人同士では、「お待たせ」という言葉をよく使いますが、フランスではどうでしょう?

フランスに留学していた頃、la famille d’accueil (ホストファミリー) や des amis (友人) と出掛ける際など、ちょっと les préparatifs (準備) に手間取ってしまったり、出先で aller aux toilettes (お手洗いに行ったり) して、他の人を待たせてしまった時に、何か一言言いたくて、

“Désolée de vous avoir fait attendre.” (待たせてすみません)
“Merci de m’avoir attendue.” (私を待っていてくれてありがとう)

など言ってみたりしたものですが、なんか、「お待たせ」よりも、ちょっと大袈裟な感じがするのです。
もちろん、le rendez-vous (約束) に大幅に遅れてしまった時などは、上記のような表現を使いますが、日々のちょっとした「お待たせ」の訳としては、あまりしっくりきません。

では、実際に les Français (フランス人達) はこんな時、何と言っているのでしょう?
人それぞれだとは思いますし、 特に何にも言わない人も多いようですが、よくあるのは、

“ Ça y est.” や “ Voilà.” などの、「自分は準備OK」を表すようなことを言って、しれっと、 
“ On y va ? ” (行こうか?) などと言ってしまうのです。
初めは、「自分が皆を待たせておいて、あなたが “ On y va ? ” って言う訳 ?!」なんて、ちょっとイラッとしたものですが、それは le tempérament (気質) の違いというものですね。

私から見ると、les Français はかなりマイペースな国民性なので、その分、他の人のペースにも tolérant (寛容) なのかもしれません。誰かを待たせて申し訳ない、ということもなければ、多少待たされても平気なのかもしれませんね。

少し前、日本では KY;空気を読まない、なんて言葉が流行りましたが、日本人独特の感覚だと思います。「空気を読む」をフランス人に説明してもなかなか理解してもらえないでしょうし、万が一分かってもらえても、
“ Et pour quoi faire ? ” (で、なんのために?)
と言われてしまうのが関の山でしょう。

今の若い人達は、この「空気を読む」ことに、とても疲れているということも耳にしたことがあります。あんまりマイペースを押し通すのも問題ですが、周りに気を遣い過ぎるのも、疲れますね。ちょっと KY なくらいな方が、もしかしたらいいのかもしれません。
何事もほどほどに、un bon équilibre (いいバランス) を大切にしていきたいものです。 

perdre ses dents



先日、家に帰ると、5歳の次男が
“ Maman ! J’ai perdu ma dent ! ” 

と言いいながら l’entrée (玄関) に駆けつけてきました。

dent は「歯」のこと。日本語でも、○○ デンタル・クリニックという l’enseigne (看板) を掲げている les dentistes (歯医者さん) がありますし、デンタルフロス、デンタルリンス等、「デンタル」と言えば「歯」に関することだと分かりますね。

perdre は「無くす」で、つまり次男の1本目の (les dents de lait) 乳歯が抜けたのです!フランス語では、歯が「抜ける」ことを、まるでどっかで落とし物をしたみたいに言うのです。面白いですね。
他にも、
髪の毛が抜けることも “ perdre ses cheveux ” ですし、 
体重が減ることも “ perdre du poids ” と言い、例えば「3キロ痩せた」は
“J’ai perdu trois kilos.” となります。
ちなみに反対は “ prendre du poids ”, 「3キロ太っちゃった!」は
“ J’ai pris trois kilos.” です。  

さて、長男の時は、なかなか抜けない気がして、1本目が抜けた時は、” Enfin ! ” (やっと!) という感じがしましたが、次男は “ Déjà ? ” (もう?) という気がします。でも、よ〜く思い出してみると、実はほとんど同じ年齢の頃。次男はいつまで経っても小さい気がしてしまうのは、 la mère (母親) の感覚でしょうか。

そんな次男は、
“ C’est pratique maintenant, je peux mettre ma paille ici ! ” (便利になっちゃった。ここにストローを入れられるの!)
と、du lait (牛乳) を飲む時、抜けたスペースに la paille (ストロー) を入れてご満悦。

元々、 son sourire (彼の笑顔) は「にこっ」というより、「にやっ」という、なんか企んでいるような感じなのですが、1本前歯がないと、余計に coquin (いたずらっ子) っぽい l’impression (印象) が強まります。 
この先、どんな悪戯をしでかしてくれるのか、楽しみなような、心配なような。
ne pas perdre mon sang-froid (「冷たい血を無くす」=冷静さを失わない) ようにしながら、見守っていきたいと思います。

table de multiplication




長男トマは現在 en deuxième année de l’école primaire (小学2年生) 。 小2と言えば九九、という訳で、毎日がんばって唱えております。
九九を聞いていると、1つの chiffre (数字) に対して複数の prononciation (発音) がある日本語はとても pratique (便利だ) と改めて思います。

フランス語だと、4は quatre、7は sept 以外に読みようがありません。では、les écolier français (フランスの小学生) は、どうやって九九を覚えているのでしょう?そもそも九九ってあるのでしょうか?
   
まず、かけ算のことは、la multiplication と言います。 multiplier「増える」「増殖する」という意味の動詞 の名詞形ですが、例えば、
4 x 5 = 20 は、quatre multiplié par cinq égale vingt. となります。

そして、九九のことは、la table de multiplication (かけ算の表) と言います。 
「回」「度」を表す fois は「倍」の意味もあり、先ほどの la multiplication は、

quatre fois cinq font vingt.  

とも言えます。

また、例えば「それは10倍長い」は 

C’est dix fois plus long. 

と言うことができます。

そして、la table de multiplication の時にも、こちらを使うのです。
= にあたる、font を省略し、

2 x 2 = 4 : deux fois deux, quatre
2 x 3 = 6 : deux fois trois, six
2 x 4 = 8 : deux fois quatre, huit

のように唱えていくのです。我々日本人にとっては、計算を tel quel (そのまま) 言っているようで、覚えにくそうな感じがしますが、comme une chanson (歌のように) 唱えるので覚えられるのだそうです。

ところで、長男のクラスでは、九九検定なるものがあり、1つの段ごとに、「上り九九」「下り九九」「バラ九九」の3つができてようやく合格、となります。

私が小さい頃は、上りだけ覚えさせられたと記憶していますが、それさえもサボっていたので、恥を忍んで白状しますが、6の段以上になると、少々怪しいところがでてきてしまいます・・・。 検定のために毎日家で練習させるのですが、バラ九九となると、聞いているこちらの方が時々目が泳いでしまう有様。
子ども達はこんな親にならないよう、しっかりがんばってもらいたいものです。  

Bonne Année et bonne santé !


Bonne année ! (明けましておめでとうございます)
今年もどうぞよろしくお願い致します。

皆様、どんな le jour de l’An (元旦) をお過ごしになりましたか?
私は、pour la première fois de ma vie (生まれて初めて) 「寝正月」というものを体験しました。

というのも、年末から何だか調子が悪いなと思ったら、la grippe (インフルエンザ) に罹ってしまったからです。
嫌な咳が出るな、と思いつつ、仕事の残っているダンナを家に残し、2人の息子を連れて実家の富山へ向ったのですが、着いた頃にはもう頭がガンガンして熱っぽく、翌日 chez le docteur (お医者さん) へ行ったら、まさかの la grippe ! 

びっくりしたのは、診察後、「では、こちらでお待ち下さい」と la salle de radio (レントゲン室) に隔離され、そこで会計も済ませると、

「向いに薬局があるんですが、処方箋はファックスしときますので、車で待ってて下さい。車は何色ですか?」

ちょっとその辺に行くにも車を使う片田舎でのこと、les patients (患者) は車で来ていること前提ということらしいです。父の車を借りて行っていたので、
「ネズミ色、だったと思います・・・」
とヨレヨレ答えておとなしく車で待つこと数十分、やたら愛想のいい un pharmacien (薬剤師さん) が、たっぷりの des médicaments (薬) を持ってやってきました。もちろん会計も車の窓越し、薬のドライブスルー(?)でしょうか。病人には有り難かったです。

さて、そんな訳で、実家の一部屋に閉じこもり、子ども達の世話も le ménage (掃除) も la cuisine (料理) も les courses (買い物) も le linge (洗濯) も、な〜んにもせずにのんびりと過ごしました。周りには大変迷惑をかけてしまいましたが、la télé (テレビ) も Internet (インターネット) もない部屋で、la neige qui tombe (降り積もる雪) を眺めながら、これは神様が下さった「強制休業」という les étrennes (お年玉) に違いないと、5日間の読書三昧を楽しみ、le rechargement complet (フル充電) と言ったところです。

でも、やはり何と言っても la santé (健康) が一番大切ですね。

Je vous souhaite une bonne année et bonne santé ! 

こもっていた部屋からの景色


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