le zoo


cet été (今年の夏) も我が家は mon mari (ダンナ) が長男トマだけを連れて en France (フランスで) les  vacances  d’été (夏休み) を過ごしております。2歳半の次男ルカは母とお留守番。平日は母の帰りが遅く、寂しい思いをさせているので、お休みの日はそれを取り戻すべく、la canicule (猛暑) にもくじけず、張り切って遊びに出掛けております。
 le week-end dernier (先週末) は野毛山動物園に行ってきました。この le zoo (動物園) は横浜からJRなら1駅、le métro (地下鉄) ならば2駅の、桜木町から à pied (歩いて) 行けて、しかもなんと gratuit (無料) の小さな le zoo なのですが、ちゃんと les lions (ライオン) や les tigres (トラ), les zèbres (シマウマ), les girafes (キリン), les crocodiles (ワニ) や les pingouins (ペンギン) なんかもいます。広さも小さな子どもにはちょうどよく、une promenade (散歩) がてら、我が家はよく出掛けます。
しかも、l’été (夏) の間は、le week-end に nocturne (夜間) 営業をしていて、dans la journée (昼間) はごろごろしている les animaux nocturnes (夜行性動物) の元気な姿が見られるという la pub (宣伝) を見たので、夕涼みがてら、虫除けをたっぷりつけて、夕方から行ってみることにしました。
見慣れた le zoo も、いつもとは雰囲気が違い、la lionne  (メスライオン) の le grognement (うなり声) に目を丸くしたり、すでに小屋に入って餌を食べている les girafes の様子を間近で見たりと、ルカも大満足の様子。そして「ふれあい広場」という、les poussins (ヒヨコ) や les cochons d’Inde (モルモット;直訳するとインドのブタ。日本語でも確かにテンジクネズミとも言いますが、フランス人にはブタに見えるのでしょうか?!) les souris (ハツカネズミ) に触れることのできる la place (広場) では、「なでなでする!」と母が抱っこする小動物達の頭を撫でてやっておりました。ふと、ルカの視線が何かに釘付けになっていると思ったら、係の女性が le bras (腕) に un serpent (ヘビ) をまきつけているではありませんか。何を隠そう、les serpents  は大の苦手なので、一刻も早く立ち去りたかったのですが、ルカは興味津々で動こうとしません。そしてやはり「なでなでする!」と、すっかり腰が引けている母にはお構い無しで、1人でテケテケと近寄り、無事に le serpent にも触ってくることができました。
さて、桜木町から歩けると言っても、15分程かかり、しかも結構急な la pente (坂) の上にあるので、帰りはバスで横浜駅まで行くことにしました。 le zoo を出てすぐの所に un arrêt de bus (バス停) があり、そこから10〜15分程の道のりでしたが、le bus (バス) に乗ることは滅多にないので、ルカはうれしそうにきょろきょろ外を眺めておりました。横浜駅で le dîner (夕食) を済ませ、家に辿り着き、まだ大興奮のルカに「今日は楽しかったね!」と言うと、「うん!バスに乗った!」という返事が返ってきました・・・。ce  week-end (今週末) は、市営バスで横浜巡りでもしましょうか。

les Jeux olympiques

tous les quatre ans (4年に1度) の les Jeux olympiques (オリンピック) がついに終わりました。 banal (月並みな) 表現ですが、毎回たくさんの感動をもらいます。 
今大会では les médailles d’or (金メダル) が7、les médailles d’argent (銀メダル) が14、les médailles de bronze (銅メダル) が17、au total (全部で) 38個という、大活躍を見せてくれた日本勢。色々な問題が山積のこの国ですが、みんなが「がんばれ!ニッポン!」と1つになって応援する姿は、大変平和で美しいと素直に感じました。そして、国民の期待を背負って、その la pression (プレッシャー) に負けることなく結果を出せる les athlètes (選手達) の精神力にも感服します。 

今回注目を集めた un athlète の1人が lancer du javelot (やり投げ) のディーン元気選手。我が家の息子達も、将来もしも優秀なスポーツ選手になったら、どっちの国の代表で出たらいいだろうかと、妄想の世界で悩んでいる相変わらずの親バカ母です。ディーン元気選手は、残念ながら les médailles には届きませんでしたが、son père (父親) の母国で開催される大会に、sa mère (母親) の国の代表として出場し、しかも始めての出場で決勝にまで残るなんて、それだけで大変に名誉なことです。まだまだ次、そのまた次の大会にも期待できる年齢ですから、これからの活躍が楽しみですね。

 « L’important, c’est de participer. » (参加することに意義がある) 
 これは les Jeux olympiques modernes (近代オリンピック) の創立者、baron de Coubertin (クーベルタン男爵) の言葉として大変 célèbre (有名) な名言ですが、全文は以下の通りとされています。 
« Le plus important aux Jeux olympiques n'est pas de gagner mais de participer, car l'important dans la vie ce n'est point le triomphe mais le combat ; l'essentiel, ce n'est pas d'avoir vaincu mais de s'être bien battu. » (オリンピックにおいて最も重要なのは勝つことではなく、参加することである。なぜなら、人生において重要なのことは勝利することではなく、闘うことである。大切なのは、征服したか否かではなく、よく闘ったか否かである。) 
これはやはり Londres (ロンドン) で開催された、1908年の les Jeux olympiques の際に生まれた言葉だそうです。当時、les États-Unis (アメリカ) と l’Angleterre (イギリス) は対立しており、両国の les athlètes も感情がもつれ、いがみ合っていました。それを受けて l'évêque de Pennsylvanie, Talbot (ペンシルバニア司教、タルボット) が、les athlètes を招いて行われた la messe (ミサ) で説教をし、その言葉に baron de Coubertin が感銘を受け、quelques jours plus tard (数日後)、son discours (彼の演説) に引用したものとのこと。勉強不足で準備ができていない l’examen (試験) を受ける時などに、言い訳のように使ってしまうことのあるこの言葉ですが、私もすっかり意味を取り違えておりました。政治の世界にも、「国会に参加することに意義がある」と勘違いしている方々も多いのではないかと思う今日この頃。à l’élection (選挙) での闘いぶりはお見事という方は大勢いらっしゃいますが・・・。 

それはさておき、les Jeux olympiques においてフランス語は第一公用語とされていますが、これは baron de Coubertin の la langue maternelle (母語) だからです。テレビを見ていて、聞き取れる言葉があるとうれしいものですよね。すっかり寝不足続きで、ようやくゆっくり眠れる、という方も多いでしょうか。 le décalage horaire (時差) 無しで楽しめる、東京大会が見たいような・・?でも、多額の費用を考えても、もっと他にやるべきことがあるような気がします。それにしても、もしも実現するならば、節電、熱中症の予防のためにも、真夏は避けて、いっそのこと初の les Jeux olympiques d’automne (秋季オリンピック) なんてどうでしょうか、石原さん。
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