cauchemar


 日曜日、上野の科学博物館へ「古代アンデス文明展」を見に行ってきました。

子ども達が Les mystérieuses cités d’or (日本名:「太陽の子エステバン」直訳:「謎の黄金都市」) という、la civilisation des Andes (アンデス文明) を題材にしたフランスの古い les dessins animés (アニメ) が好きなので、興味を持つかと思ったのです。

 案の定、les masques en or (金のマスク) や l’écriture (文字) の代わりに les informations (情報) を残し、伝えるために使った les nœuds (結び目) などに興味津々。

les momies (ミイラ) や les crânes (頭蓋骨) などもあったため、怖がらないか少々心配でしたが、平気そうだったので、大きくなったもんだとホッとしておりました。

でも、 le lendemain matin(翌朝)、次男が、
「昨日は、ミイラとかガイコツの夢を見るんじゃないかって心配で、なかなか眠れなかったよ」

と言うので、やっぱり怖かったんだなと思いつつ、
「で、大丈夫だった?何の夢見たの?」
と尋ねると、

「宣伝ばっかりやってたから、夢なんか見れなかった」

「宣伝??何の宣伝?」

「『ミイラ展ですよ〜。面白いから見ていって〜!』とか、『ガイコツ安いよ〜。1ついかがですか〜?』とか、そういうやつ」


 ぷぷぷ。結局バッチリ見てんじゃん、夢。

 でも、des cauchemars (悪夢) ではなく、本人は怖い思いをしなかったようなので、よかったことにしましょう。   

 ご興味のある方は、2/18までなので、お急ぎ下さいませ。des cauchemars か des publicités (宣伝) 見ちゃうかもしれませんが・・・。

https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2017/andes/

communication

遅ればせながら、
Je vous souhaite une bonne et heureuse année 2018 ! 
(2018年が皆様にとって良い年でありますように)

さて、仕事柄なのか、la communication (コミュニケーション) の大切さ、難しさについて考えることが多いです。

une île inhabitée (無人島) にたった一人で暮らす訳でない限り、生きていく上で indispensable (必要不可欠) なのことではないでしょうか。

どんなに腕のいい un médecin (医者) でも、les patients (患者) や les infirmières (看護師) との la communication がうまくできなければ、良い médecin とは言えないと思います。

また、もちろん分野にもよりますが、世の中で高く評価されるのは、きちんと挨拶ができるとか、誰にでも気持ちの良い話し方ができる、そして「ホウレンソウ:報告・連絡・相談」がきちんとできる、communication 能力が高い人だと、人事関係の仕事をしている友人が言っていました。特に組織の中ではそうでしょう。

la communication というのは、communiquer:伝える、知らせる、共にさせる、通じる、といった意味の動詞の名詞形です。les sentiments (感情) や les informations (情報) を伝える l’outil (道具) は、やはり la langue (言語) , les mots (言葉)ですね。

でも、同じことを言っても、その la manière de dire (言い方) ひとつで、相手を喜ばせたり、不愉快にさせたりするもの。 

年末年始に la ville natale (生まれ故郷) に里帰りをされ、une fête des anciens camarades de classe (同級会) で懐かしい再会を楽しまれたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
気心の知れた les camarades (仲間) とのおしゃべりは大変楽しいものですが、本人は近況報告のつもりが、聞く方には une vantardise (自慢話) や une plainte (愚痴) に聞こえてしまうこと、また、そうならないように気を遣って疲れてしまうこともあるかもしれませんね。

また、子どもの頃に、お正月の親族が集まる席で大人達に何気なく言われた一言で、深い傷を負ってしまった、という経験も聞いたことがあります。自分が大人になった今、気をつけないといけないな、と思います。
フランス語にも、「からかう」意味の taquiner という動詞があります。悪意はなく、親しみを込めてからかうことなのですが、これも、場合によっては人を不愉快にさせたり、傷つけたりしてしまうものでしょう。

また、逆に、同じことを言われても、自分の la condition physique et morale (心身の状態) 次第で、受け止め方が全然違うとも言えるかと思います。

人と人との une bonne relation (良い関係) を築く une clé (カギ) となり、と同時に壊してしまう危険もある、この la communication. 

自分が発信する時には、受け止められ方に気をつけて、今一度、les mots, les paroles (言葉) の持つ力、大切さについて考えないといけないと、言語を扱う仕事をするものとして、そしてこの社会に生きる一人の人間として、考えた新年の始まりでした。そして、自分は何でも素直に受け止められるよう、なるべくいつも良い la condition physique et morale でいたいなとも思います。


今年も皆様が良い communication をされますように。

escroquerie

小学2年の次男が、どこかで「オレオレ詐欺」という言葉を覚えてきました。   
「『オレオレ詐欺』ってさあ、『先週もらったお小遣いの1000円、なくしちゃったからまたちょうだい』とか、そういうやつだよね?」
いいえ、それはただのドラ息子です。

さて、「オレオレ詐欺」も、昨今 variation (バリエーション) が増えて、今では「特殊詐欺」と呼ぶそうですね。「詐欺」はフランス語で l’escroquerie と言います。詐欺をする人、つまり「詐欺師」のことは un escroc, 「金品をだまし取る」という意味の動詞は escroquer で、例えば次のような使い方ができます。
 C’est un escroc. Il escroque tout le monde. (彼は詐欺師だ。誰かれなくだまし歩いている)
 
「だまし取られた」という受け身の形で言いたい時には、se faire を使って、  
Il s’est fait escroquer. (彼はだまされた)
のように言うことができます。 

一方、金品に関わらない、もっと広い意味での「だます」場合は tromper を使います。こちらは「だます」だけでなく、
Elle a trompé la confiance de ses parents. (彼女は両親の信頼を裏切った)
のように「期待や信頼などを裏切る」という意味や、
Il a bu de l’eau pour tromper sa faim. (彼は空腹を紛らわすために水を飲んだ)
のように、「欲求などをごまかす」という意味でも使うことができます。
また、ll a trompé sa femme. (彼は浮気をした)
という使い方もできます。

さらに、この tromper を se tromper と代名動詞にすると、「間違える」という意味になります。自分で自分を騙すことが、間違えるという意味になるのが面白いですね。動詞の後に de + 無冠詞の名詞をつけて次のように使います。  
Je me suis trompé de date. (日にちを間違えた)
Je me suis trompé de route. (道を間違えた)

でも、例えばフランス語を話したり書いたりする際に「間違う」ことは、
J’ai fait une faute d’orthographe. (スペルミスをした)
J’ai fait beaucoup de fautes dans la dictée. (書き取りでたくさん間違えた) 
のように、faire une faute と言います。

色々と使い分けるのは難しいですね。

でも、何事も On fait des progrès en faisant des fautes. (間違えながら上達する) ものですから、これからも頑張っていきましょう!

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