le poisson d’avril


le premier avril (4月1日) 、NHKが「全ての民放が合併して国営放送になる」という une blague (冗談) を twitter で発表して大ひんしゅくを買い、すぐに書き込みを削除したという騒ぎがあったそうですが、フランスでもこの日は au foyer (家庭) や au travail (職場), entre amis (友人同士) はもちろん、à la télé (テレビ) や à la radio (ラジオ) でも、もっともらしい un mensonge (うそ) が流れて、国中大騒ぎになったりします。

今年は5年に一度の la présidentielle (大統領選挙) が au mois-ci (今月) 行われるということもあり、« Pour voter, il va falloir payer. » (投票をするためには、お金を払わなければならなくなる) という une nouvelle (ニュース) がネットで流れ、« lire la suite de l’article »(記事の続きを読む) をクリックすると、un poisson (魚) の la photo (写真) が出てくる、という仕掛けになっていました。

さて、なぜ le poisson なのでしょう?フランスでは、le 1er avril には、les enfants (子ども達) が le dos (背中) に de faux poissons (うその魚, 通常は en papier ; 紙の) をこっそり貼り、貼られた人が気がつくと、« Poisson d’avril ! » と言う la coutume (習慣) があります。

この、なんてことのない une farce (いたずら) が les enfants は大好きで、今年はちょうど dimanche (日曜) だったので、我が家でもトマが papa と一緒に de petits poissons を大量に作り、la cuisine (台所) で le dîner (夕飯) の支度をする母の le dos にぺたぺたと貼りにきました。まだ5歳のやることですから、discrètement (こっそりと) という訳にいかず、こちらは気がつかない振りをして、ほどほどのタイミングでびっくりする、という気遣いが必要です。でも、何度もやっているうちに要領を得たようで、いつの間にか papa の le dos にも可愛い des poissons が数匹ぶら下がっていました。

des mensonges だと思いたくなるような des informations (ニュース) が連日のように流れており、どこからか誰かが « Poisson d’avril ! » と言ってくれるのを期待してしまいます。フランスも日本も、そして世界中の国々が、より良い平和な社会になるといいですね。
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