大興奮のうちに終わった les Jeux Olympiques (オリンンピック), ちょうどエフィの les vacances d’été (夏休み) と日程が重なったので、les devoirs (宿題) や le manque de sommeil (寝不足) の心配もなく en direct (生中継) でご覧になっていた方も多いのではないでしょうか。
今回は les médailles (メダル) の数も当初の期待以上で、普段あまり日本では注目されていない競技が脚光を浴びたり、en équipe (団体戦) で、日本人のチームプレーの素晴らしさが賞賛されたりして、見所満載でした。
そして la cérémonie de clôture (閉会式) での、安倍マリオの登場!世界中がビックリしたことでしょう。和服姿の小池新知事へ le passage du drapeau (旗の引き継ぎ) もされ、いよいよ次は東京!という空気になってきましたね。
東京での開催は2回目ということで、1964年の les Jeux Olympiques のことが何かと引き合いに出され、まだ生まれていなかった頃の日本に思いを馳せます。当時フランス選手団は自前でフランス料理の調理人をフランス本国から連れてきたらしい、なんてトリビアも耳に入ってきますが、東海道新幹線の開業や、計測技術や記録の配信技術の目覚ましい向上で、世界に日本の技術力を知らしめた、なんていう話を聞くと、les Jeux Olympiques のために、いかにこの国が一丸となって発展を遂げたか、いかに多くのものをもたらしたか、ということを改めて認識させられます。
そして特筆すべきは、やはり les pictogrammes の登場でしょう。ご存知の方も多いと思いますが、文字の代わりに絵文字を使った案内表記のことで、この les Jeux Olympiques de Tokyo の時に編み出され、その後世界中に広がりました。どこの国に行っても、棒立ちの青い男性とスカート姿の赤い女性が貼ってあったら、そこは les toilettes (トイレ) だと分かりますよね。日本人の発想、素晴らしいです!
しかも、このプロジェクトに携わったデザイナー全員が「このようなデザインは社会に還元すべき」という考えから、全ての le droit (権利) を放棄したおかげで、 これらの les pictogrammes がここまで広く世界中に普及したことは間違いありません。本当に、素晴らしいです!!
競技場や公共施設の案内だけでなく、les disciplines (競技種目) を pictogramme で表したのも、この les Jeux Olympiques de Tokyo が始まりとか。その後、それぞれの le pays hôte (開催国) で工夫を加えられ、今に続いているそうです。
さて、今回の Rio 大会では、le rugby à sept (7人制ラグビー) の会場で、大会関係者のブラジル人女性がブラジル代表の女子選手に demander le mariage en public (公開プロポーズした) ことも話題となりましたが、性的少数者(LGBT)の参加者数が過去最高となったとも報じられています。その数は2012年のロンドン五輪を超えたらしいので、東京ではさらに増えることが想像できます。
それを受け、競技場や le village olympique (選手村) などには les personnes transgendres (トランスジェンダー) 用の les toilettes も用意することを検討しているとか。les États-Unis (アメリカ) など、すでに採用している国もあり、男女が moitié-moitié (半分半分) になったものや、人の中が l’arc-en-ciel (虹) みたいになった pictogramme もあるようですが、2020年大会では、カッコいい pictogramme がお目見えするといいですね。