我が家の息子達の le jouet favori (お気に入りのおもちゃ) は、何と言っても Lego。いつも足の踏み場もないほどに広げ、色んな des bâtiments (建物) や des véhicules (乗り物) を作ったりして、un monde imaginaire (空想の世界) で遊んでいます。
先日、二人が遊んでいるのを横目で見ていると、「ハイパーお母さん」という新キャラクターが誕生していました。ちょっと気になって、
「何がハイパーなの?」
と聞いてみたら、
「素手でドラゴンを倒せるの。」
とのこと。
母親に求められるハイパーさって、そんなことなの!?
とビックリしつつ、こっそり mon mari (ダンナ) の les haltères (ダンベル) で la musculation (筋トレ)をしてみている母です。
さて、この「ハイパー」という言葉は「ハイパーレスキュー」など、日本語にも使われていますね。hyper- という、ギリシャ語由来の接頭辞で、「超」「過度の」「最高度の」の意味があり、super の代わり、もしくはその上を指すものとして、フランス語でもよく使われます。
たとえば、普通のスーパーは un supermarché ですが、広い un parking (駐車場) があり、une station service (ガソリンスタンド) があったりする、2,500 ㎡ (mètres carrés) 以上の大規模なものは、un hyper marché といいます。その他にも、例えば、
Il est hyper fatigué. (彼はものすごく疲れている)
Sa robe est hyper jolie ! (彼女のワンピース、超かわいい!)
のように、très (とても) の代わりに使って、日本語でいうところの「超」「めっちゃ」の意味を表すことができます。
C’est hyper facile ! (超簡単!) でしょ?(もしかして、「超」なんて、もう若い人は使わないのでしょうか・・・)
でも、ちょっとくだけた表現なので、間違っても votre supérieur (上司) に仕事を言いつけられて、
Je suis hyper occupé en ce moment. (ボク、今めっちゃ忙しいんですけど)
などと、言ってしまわないように気をつけましょう!