cœur


今朝、次男と le petit-déjeuner (朝ご飯) を食べていると、tout à coup (突然)、
「 おかあさん、口のまわりは、くちびるだよ。」と言い出しました。ふんふん、そうだねと聞いていると、
「くちびるの下は あご、あごの下は くび。」 そして、
「くびの下はね、こころだよ。」と来ました。
んもう、4歳児、朝から母のハートを鷲摑みです♡


さて、これをフランス語で言った場合、次のようになります。

Autour de la bouche, ce sont les lèvres.
Au-dessous des lèvres, c’est le menton et au-dessous du menton, c’est le cou.
Et au-dessous du cou, c’est le cœur.

最後の、le cœur が「こころ」なのですが、実はこの単語は、「心臓」の意味もあるのです。なので、フランス語で言った場合、日本語のような可愛さはなくなってしまうんですね。他にも le cœur には、ハート形はもちろん、les cartes à jouer (トランプ) のハート、les légumes (野菜) や les fruits (果物) の芯という意味もあります。

また、
de tout son cœur と言えば「心を込めて」
apprendre par cœur は「暗記する」
Il est sans cœur. だと「彼は冷酷だ」(sans :〜無し)
 という意味になります。

ちなみに、「〜が痛い」は 「avoir mal à + 体の部分」で表すことができますが、
avoir mal au cœur というのは、「心臓が痛い」ではなく、「気持ちが悪い、吐き気がする」という意味になります。なので、もしもバスや電車の中で « J’ai mal au cœur...» と言っている顔色の悪いフランス人を見かけたら、それは une  crise cardiaque (心臓発作) ではありませんので、une ambulance (救急車) を呼ぶ必要はありません。la fenêtre (窓) を開けるか、un sac en plastique (ビニール袋) でも渡してあげて下さい。
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