Quand les poules auront les dents...



前回、 jouer à quatre mains (連弾をする) とうっかり書いてしまったため、「ピアノ弾けるんですね!」などとお声を掛けられて赤面しておりますが、実は子どもの頃バイエルの赤い本さえも終えられずに挫折した、根性無しの débutant(e) (初心者) です。

でもいつかは弾けるようになりたいと心の片隅でずっと思っており、また、子ども達には何か un instrument de musique (楽器) をやらせたいと思っていたので、親子で le piano を始めた訳なのですが、四十の手習いは長続きせず、最近は何かと理由をつけてすっかりサボっております。

発表会では solo (ソロ) もやるトマに、「お母さんは何で1人で出ないの?」と言われてしまい、
「お母さんはいつか弾きたい曲があって、それができるようになったら出るの」
と、私の憧れの、Chopin (ショパン) の Polonaise l'héroique (英雄ポロネーズ) を sur internet (ネットで) 探して聞かせました。




« Quand les poules auront les dents...» (雌鳥に歯が生える頃・・・;つまり、そんな日は来ない)
という la voix off (ナレーション) が聞こえてきそうですが、それはさておき、internet で色々見ていたら、aveugle (盲目) の pianiste, 辻井伸之さんの映像が出てきました。

Chopin の演奏はもちろん、国際コンクールで優勝した時の映像や、2歳の頃の、おもちゃの piano で「ドレミの歌」やら「おもちゃのチャチャチャ」やらを弾く可愛い姿もあり、 息子達も興味津々で、かじりつくように見ておりました。

「この人すごいね!」と目を丸くして言うトマ。
「オレは2歳の時、『おもちゃのチャチャチャ』なんて弾けなかったよ」

そっちかい。

le lendemain matin (翌朝)、わざわざ片付けてあったおもちゃの piano を押し入れから出してきて、「おもちゃのチャチャチャ」を練習しておりました。でも、君にはいつか立派な les dents が生えてくると信じているよ。母も負けないように、そろそろちゃんと練習します。 
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