la grippe


la grippe:インフルエンザ 
J’ai attrapé la grippe.(インフルエンザに罹りました)。 la semaine dernière (先週) は何だかずっと le manque de sommeil (睡眠不足) で、なんとなく la fatigue (疲れ) を感じていたのですが、vendredi soir (金曜の晩) それが des frissons (悪寒) と le mal de tête (頭痛) に変わり、samedi matin (土曜の朝) には de la fièvre (発熱) に。chez le docteur (お医者さん) に行ったら、「ちょっと痛いけど絶対動かないでね」と言われ、何やら綿棒と針金のコラボみたいなものを鼻からぐりぐりを入れられ、待つこと10分、「ほら、くっきり出てますね。A型」と、まるで妊娠検査薬を前におめでたを告げるようになぜかニコニコと言う docteur。こんな患者を毎日マスクもせずに診察してぴんぴんしているあなたが打っている la vaccination (予防接種) は通常の3倍の威力なのですか?来年は是非私にもそれを打って下さいと、詰め寄りたくなりましたが、そんな元気もなく、「熱が下がっても咳がひどくなって肺炎になっちゃう人もいるから、咳が出たらまた来て下さいね〜お大事にどうぞ〜」と送り出されました。そもそも、この仕事を始めてからはだいたい毎年 la vaccination を受けているのですが、今シーズンはなぜかうっかり受けそびれてしまっていたのも大きな敗因。子ども達の la crèche (保育園) で流行り始めてからは、毎日いつ来るかいつ来るかと心配で、気持ち的にもう負けていました。
予防にはうがいと手洗いが大事です
ヨレヨレと家に帰り着いた頃には la fièvre は39,2 ℃、体がバラバラになるのではないかと思うような痛みが全身に。高熱は lundi matin (月曜の朝) まで続きました。最近 de la fièvre くらいで l’ambulance (救急車) を呼ぶ患者がいると社会問題になっていますが、一人暮らしで近くに頼れる人もなく、コンビニもなくてしかも一文無しだったら l’ambulance を呼びたくなる気持ち、分からなくもないなと朦朧とした頭で思いつつ、襖の向こうで子ども達の世話と家事を引き受けてくれている mon mari (ダンナ) に改めて感謝。幸い子ども達にもうつっておらず、クラスの友達も何人か欠席しているトマは「le gargarisme (うがい) と手洗いちゃんとしなかったの?」とエラそうな口を利いてはみたものの、お手洗いなどで起きる度に「お母さんのことずっと心配してるよ。早く元気になってね!」と、タミフル並みの効果を発揮する優しい言葉をかけてくれます。ルカも母の異常なグッタリ度に何かを察しているらしく、顔を見ると「Maman !」とニコニコ寄って来そうになりますが、手で制するとそれ以上近づいては来ません。隔離されて寝ているので、1人でゆっくり眠りたいという積年の夢(大げさですが、切実でした・・・)も叶い、このまま卒乳もできそうで、思わぬ la grippe の恩恵に感謝です。

さて、子どもの頃の話は分かりませんが、今回がもしかしたら人生初の la grippe です。でも、大学4年の la fin d’année (暮れ) にやはり数日 une grosse fièvre (高熱) を出したことがことがあり、今思えばあれは la grippe だったのかもしれません。 当時は一人暮らしで、chez le docteur にも行かない私を心配して友人がお見舞いに来てくれたのですが、des médicaments (薬) と一緒に「飲む前に何か食べた方がいい」と言って、近所のお総菜屋で買ったと思われる、du riz (ご飯) とメンチカツを持って来てくれたのです。行為自体は涙が出るほどありがたかったのですが、39℃台の grosse fièvre がある時には何と言っても「おかゆさん」や、願わくば柔らかめにゆでた「けんちんうどん」などを頂きたいもので、メンチカツを見た時には目眩がしそうになったのですが、その後の関係に支障をきたさぬよう、お礼を言って少し食べた後 les médicaments を飲んで、今にも暴れ出しそうな胃袋を休めるべくすぐに横になりました。20年程前のことですが、今でも une grosse fièvre を出すと、あのメンチカツの味を思い出します。
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