P.-V.



やってしまいました。と言うより、やられてしまいました。Je me suis fait arrêter par la police. (警察に捕まってしまいました。) このブログも dans la prison (牢屋の中) で書いております。
というのは une blague (冗談) ですが、先日、横浜に夜1人で出掛ける用事があり、かなり寒く、少々荷物もあったので、通勤に使っている le métro (地下鉄) の la carte d’abonnement (定期) が切れていたこともあり、en voiture (車で) 行くことにしました。
しかし、なんと、いつも留めている場所が珍しく既に complet (満車)。仕方がないので、用事があるビルの en sous-sol (地下) にも確か un parking (駐車場) があったはずだと、行ってみることにしました。
ところが、なんと、100 yens par 10 minutes (10 分に付き100円) もするではありませんか!少なくとも 2 heures (2時間) はかかる用事だったので、前後合わせて1500円はかかってしまいそうです。近くのポルタやそごうなどで faire du shopping (買い物する) と une réduction (割引) があるようでしたが、le shopping の予定はなく、時間的にも難しそうだったので、少し la gare (駅)から離れたところなら moins cher (安い) かと、ちょっとぐるっと回ってみることにしました。
しかし、やはりどこも同じような le tarif (料金) で、約束の時間も迫ってきたため、元の場所に戻ろうと思いましたが、うろうろしているうちに来たことのない la route (道路) に出てしまいました。だいたいこっちの方角だろうと à gauche (左に) 曲がって、信号待ちをしていたら、la fenêtre (窓) をコンコンを叩く人がいます。どうやらそれは un gendarme (お巡りさん) 。un contrôle (検問) でもしているのかと、開けてみると、
「今、そこの交差点、左折しましたよねえ。そこ、左折禁止なんですよお。」
えっ!!まさかそんな・・・・。
と言う訳で、interdiction de tourner à gauche (左折禁止) の un procès verbal (違反切符;略して un P.-V. ) を切られ、7000円の une amende (罰金) を払う羽目になってしまいました。
こんなことなら、おとなしく¥1500 で le parking に止めていれば、そもそも地下鉄で来ればよかったと言っても後の祭り。せめてSP の岡田くんみたいなイケメンポリスなら少しは勘弁してやるのにと、私の le permis de conduire (免許証) を奪って la voiture (車) から離れる le gendarme の後頭部を飛び蹴りしたい衝動をぐっと堪えて、こんなことで le permis de conduire がまた当分 bleu かと思うと、気分の方がすっかり bleu な夜でした。
それにしても ¥7000。inattendu (不意) で bête (愚か) で inutile (無駄) な出費。
その晩は飲みに行ったことにしようとか、11月は体調を崩していて一日も晩酌をしなかったので、la bière (ビール) 代だと思えばいいとか、色々自分をなぐさめてみましたが、そもそもしていない出費を置き換えてみても何の意味もありません。
あんまり悔しいので、なんとかこの la dépense (出費) をなかったことにしようと、le bento (お弁当 ; ちなみに今フランスではお弁当が大流行りで le bento という単語が辞書に載ったそうです!) を作ることにしました。一日¥500 として、14個作れば¥7000 になる計算です。
そして今日で なんと le huitième (8個目) になりました。le frigo (冷蔵庫) にあるもん;allemand (アルモン=ドイツの) で作る「ドイツ弁当」、la veille の le bento と全く同じ déjà-vu (デジャブ=すでに見た) 弁当など、 もしも息子達が collégien (中学生) になった時に作ったら間違いなくグレるようなものばかりですが、le dîner (夕飯) もついでに作って mon mari に感謝されたり、外で買うものより塩分も脂肪も少しは控えめで、体にも家族にもお財布にも良いことばかり。これぞ災い転じて福となす?
でもエフィの今年のレッスンは22日まで。罰ゲームは l’année prochaine (来年) に持ち越しです。皆様、l’année prochaine も安全運転でいきましょう!  

crevettes


samedi dernier (先週の土曜日) は次男ルカの l’anniversaire de trois ans (3歳の誕生日) でした。3歳ともなると自分の l’anniversaire というものが分かるらしく、数週間前には、 突然 à table (食事中に)「ルカのお誕生日には『おめでとう』って言ってね」と可愛いことを言い出したり、« Je veux un vélo !» (自転車が欲しい!) と son cadeau (プレゼント) のリクエストをしたりしていました。

「ルカのお誕生日のケーキはどんなのにしようか?イチゴがたくさん載ってるのがいいかな?」と尋ねると、「うん、イチゴと、桃と、エビが載ってるやつがいい!」と自分の好物を全部言うルカ。当日は des fraises (イチゴ) が全面にたっぷり載っている un gâteau (ケーキ) を mon mari (ダンナ) が買って帰りましたが、周りの les fraises だけきれいに食べてしまうと、手を合わせて「ごちそうさま」をして、le reste (残り) は母にくれました。

我が家の息子達は2人とも甘い物より les fruits (果物) の方が好きで、毎回ほぼ同じことが繰り返されるので、次の l’anniversaire こそは une barquette de fraises (イチゴ1パック) を用意して無理矢理 des bougies (ろうそく) を立てようと思うのですが、やはり l’anniversaire は un gros gâteau (大きなケーキ) がないと寂しいですよね。

 さて、「エビ」のことはフランス語で一言で表せません。というのも、通常むき身で売っていて de la salade (サラダ) にするような小さなエビは les crevettes, もう少し大きいのは les gambas や les langoustines, それよりもっと大きな、日本で言う伊勢エビは les langoustes, オマール海老はほぼそのまま、les homards です。このように、種類によって全然呼び方が違い、日本語の「エビ」のような総称が存在しないのです。

でも、同じ la carapace (殻) 仲間の les crabes (カニ) を一緒にして les crustacés と言ったり、もっと大雑把に  les poissons (魚) 以外の海の食べ物をひとまとめに les fruits de mer と言ったりもします。les crustacés を辞書で引くと「甲殻類」と出ていますが、フランス人に « On va manger des crustacés ! » と言うと『わ〜ご馳走だ♪』と思われるのが普通で、日本人に「甲殻類を食べよう!」と言うのとは受け止められ方が少々違います。同じことを表す単語でも、使われ方や感覚が違うのは面白いですね。
  
    ちなみに、エビ好きの息子達のために le lendemain (翌日) は日頃からお世話になっている親しい友人一家と tata (= tante, 伯母さん;母の姉。叔父さんは tonton = oncle ) を招いて手巻き寿司パーティをしました。エビよりも何よりも、好きな人たちに囲まれて大勢で食べるのが楽しかったようで、終始ご満悦でお腹も心も一杯の様子の2人でした。
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