les Jeux olympiques

tous les quatre ans (4年に1度) の les Jeux olympiques (オリンピック) がついに終わりました。 banal (月並みな) 表現ですが、毎回たくさんの感動をもらいます。 
今大会では les médailles d’or (金メダル) が7、les médailles d’argent (銀メダル) が14、les médailles de bronze (銅メダル) が17、au total (全部で) 38個という、大活躍を見せてくれた日本勢。色々な問題が山積のこの国ですが、みんなが「がんばれ!ニッポン!」と1つになって応援する姿は、大変平和で美しいと素直に感じました。そして、国民の期待を背負って、その la pression (プレッシャー) に負けることなく結果を出せる les athlètes (選手達) の精神力にも感服します。 

今回注目を集めた un athlète の1人が lancer du javelot (やり投げ) のディーン元気選手。我が家の息子達も、将来もしも優秀なスポーツ選手になったら、どっちの国の代表で出たらいいだろうかと、妄想の世界で悩んでいる相変わらずの親バカ母です。ディーン元気選手は、残念ながら les médailles には届きませんでしたが、son père (父親) の母国で開催される大会に、sa mère (母親) の国の代表として出場し、しかも始めての出場で決勝にまで残るなんて、それだけで大変に名誉なことです。まだまだ次、そのまた次の大会にも期待できる年齢ですから、これからの活躍が楽しみですね。

 « L’important, c’est de participer. » (参加することに意義がある) 
 これは les Jeux olympiques modernes (近代オリンピック) の創立者、baron de Coubertin (クーベルタン男爵) の言葉として大変 célèbre (有名) な名言ですが、全文は以下の通りとされています。 
« Le plus important aux Jeux olympiques n'est pas de gagner mais de participer, car l'important dans la vie ce n'est point le triomphe mais le combat ; l'essentiel, ce n'est pas d'avoir vaincu mais de s'être bien battu. » (オリンピックにおいて最も重要なのは勝つことではなく、参加することである。なぜなら、人生において重要なのことは勝利することではなく、闘うことである。大切なのは、征服したか否かではなく、よく闘ったか否かである。) 
これはやはり Londres (ロンドン) で開催された、1908年の les Jeux olympiques の際に生まれた言葉だそうです。当時、les États-Unis (アメリカ) と l’Angleterre (イギリス) は対立しており、両国の les athlètes も感情がもつれ、いがみ合っていました。それを受けて l'évêque de Pennsylvanie, Talbot (ペンシルバニア司教、タルボット) が、les athlètes を招いて行われた la messe (ミサ) で説教をし、その言葉に baron de Coubertin が感銘を受け、quelques jours plus tard (数日後)、son discours (彼の演説) に引用したものとのこと。勉強不足で準備ができていない l’examen (試験) を受ける時などに、言い訳のように使ってしまうことのあるこの言葉ですが、私もすっかり意味を取り違えておりました。政治の世界にも、「国会に参加することに意義がある」と勘違いしている方々も多いのではないかと思う今日この頃。à l’élection (選挙) での闘いぶりはお見事という方は大勢いらっしゃいますが・・・。 

それはさておき、les Jeux olympiques においてフランス語は第一公用語とされていますが、これは baron de Coubertin の la langue maternelle (母語) だからです。テレビを見ていて、聞き取れる言葉があるとうれしいものですよね。すっかり寝不足続きで、ようやくゆっくり眠れる、という方も多いでしょうか。 le décalage horaire (時差) 無しで楽しめる、東京大会が見たいような・・?でも、多額の費用を考えても、もっと他にやるべきことがあるような気がします。それにしても、もしも実現するならば、節電、熱中症の予防のためにも、真夏は避けて、いっそのこと初の les Jeux olympiques d’automne (秋季オリンピック) なんてどうでしょうか、石原さん。
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