nouveau


nouveau:新しい


今年も le Beaujolais nouveau (ボジョレ・ヌーヴォー) の la saison (季節) がやってきました。日本でもすっかりお馴染みになりましたが、毎年 le troisième jeudi du mois de novembre (11月第3木曜日) に解禁される la Bourgogne (ブルゴーニュ) 地方の南部にある丘陵地帯 le Beaujolais で生産される le vin rouge (赤ワイン) の le vin primeur (新酒) です。先週早速頂いてみましたが、今年は円高のおかげで質の高いものが importer (輸入) できたのでしょうか、いつもの年よりも美味しい気がしました。 «une année exceptionnelle» (例外的な年、特別な年) との評価は毎年聞く気がしますが・・・。でも今年は特に、この春 la Bourgogne で見た les bébés raisins (ブドウの赤ちゃん) がもう le vin になったのかと思うと、個人的には感慨深いです。さて、先月山中湖でお世話になった、家族経営と思われる小さな l’auberge (宿) の食堂で、les boissons (飲み物) のお品書きの中に、la bière (ビール) や le saké (日本酒) と並んで le Beaujolais nouveau がありました。いつの年のものが出て来るのかかなり興味がありましたが、怖くて頼めませんでした。le Beaujolais nouveau は、もともと業者向けの la dégustation (試飲) 用に特別な製法で早期熟成させたもので、いわゆる le vin de garde (時間が経つと味がよくなるワイン) ではなく、製造から半年程度で味が落ちてしまうと言われています。nouveau ではなく、すっかり vieux (古い) Beaujolais になった la bouteille (ボトル) を、もしかしたらあの l’auberge の la patronne (おかみ) は先週の解禁日にご主人と一緒に飲んでいたかも知れないと想像するとちょっと微笑ましいですが、le vinaigre (酢) のようになった le vin を飲んで、le vin français (フランスワイン) の印象が悪くなるのではないかと心配です。

la ceinture:ベルト


子ども達がお世話になっている la crèche (保育園) では、3歳以上の幼児クラスでは la tenue de sport (体操服) を着ることになっています。la règle (規則) ではないのですが、なにしろ de la boue (泥んこ) や de la peinture (絵の具) など、普通の de la lessive (洗剤) では落ちない汚れが付くので、「汚れてもいい服」ということで la tenue de sport を着ることが勧められています。そんな訳でトマは tous les jours (毎日) en tenue de sport、そして ひっかかると危ないので禁止の la capuche (フード) の付いている服やトイレが難しいのでやはりNGの la salopette (サロペット) などを le week-end (週末) に着ています。そして最近のお気に入りは la ceinture (ベルト)。これもやはりトイレがややこしいからという理由で la crèche にはしていけないので、le week-end 用のアイテム。ベルト通しのついていない les pantalons (ズボン) にもつけています。そして先日、とにかくなんでも son grand frère (兄) の真似をしたいルカがトマの la ceinture を欲しがりました。すると、自分の衣類はそのうちルカの物になるお下がりの仕組みが分かってきたトマは、«Je te la donnerai quand j’aurai 57 ans.»(57歳になったらルカにあげるね)。なぜ57歳かは謎ですが、この la ceinture はトマが57歳になるまでとっておいて、誕生日にでも本人にこの話をしてやろうと心の中で一瞬笑ってはみたものの、ふと冷静に考えて寂しくなってしまいました。mon mari を始め周り中の人達から、なぜか «Tu vas vivre longtemps.» (君は長生きするよ) と言われている私ですが、さすがにあと52年は生きられないでしょうね。でも、Qui sait? (誰が知り得るだろうか?=あり得ないことではない)。トマの la ceinture は la maison de retraite に持って行きましょう。

un casse-croûte:お弁当


le drapeau (旗)はトマ作

hier (昨日) はトマの la crèche (保育園) で幼児クラスの une excursion (遠足)  がありました。この園にお世話になって3年目ですが、遠足というのは初めてで、行き先はしょっちゅう行っている我が家の近所の le parc (公園) でしたが、トマはとても楽しみにしていました。しかし、普段は給食でも、l’excursion の日は son casse-croûte と sa gourde (水筒) を各自持参。年度始めに  l’agenda (手帳) に書き入れた「トマ遠足」の日が近づくにつれ、トマのわくわくと比例するかのように母はユーウツな気分に。朝早くコンビニで買って来て詰め替えようかしらと、よからぬ考えもチラリと頭によぎったのですが、なにしろ la première excursion (初めての遠足)、le premier casse-croûte (初めてのお弁当) ですから、母もがんばることにしました。数日前 «Qu’est-ce qu’on va mettre dans ton casse-croûte ?» (お弁当には何をいれようか?)  と、トマに聞いてみたらば、ハンバーグがいいとのこと。「ちくわにキュウリが入ったやつはどう?」と、我が家の夏の定番非加熱メニューを提案したらあっさり却下。でも「お弁当は朝作んなきゃいけないから大変だよね」と、母を気遣う優しいトマ。そして「じゃあ、前の日の夜に作って、その残りを入れればいいんだよ」と、5歳にして愛読書はオレンジページかと思うような発言。本人の承諾を得たので、la veille  au soir (前日の晩) もハンバーグ、タネを少し残しておいて朝焼くことにしました。そして当日の朝、がんばっていつもより1時間早起きして卵焼きを焼いていたら、珍しくトマも起きてきて、目をこすりながら la cuisine (キッチン) の私に向って一言。「こんなに早起きしてどうすんのよ」それはこっちの台詞。あんたのお弁当作ってんでしょ!と言いたくなりましたが、あまりにニコニコとうれしそうに言うので、思わず大笑いしました。そして hier soir (昨夜), «C’était bien, ton excursion ?»(遠足楽しかった?) と聞いてみたら、「うん、いっぱい遊んだよ。それから、お弁当おいしかったから、今度また遠足があったら、同じの作ってね」と最高の褒め言葉をもらいました。l’année prochaine (来年) もがんばれそうです。

un grand week-end:連休


samedi dernier (先週の土曜日) は第5週目のためエフィがお休みで、我が家は samedi, dimanche, lundi (土、日、月)の3連休となりました。久しぶりの un grand week-end、ルカの le zona が心配でしたが、le docteur から激しい運動を控えれば大丈夫と言われたので、山中湖へ行ってきました。

au pied du Mont-Fuji (富士山のふもと) は les feuilles (葉っぱ) も少し色づき始め、空気もきれいで、agréable (気持ちのいい) 週末を過ごしました。le parc safari (サファリパーク) へ行ったり、 le cygne (白鳥) の形の le pédalo (足漕ぎボート) に乗ったり、lundi (月曜) はガラガラの un parc d’attraction (遊園地) で 貸し切りの les montagnes russes (ジェットコースター) や le manège (メリーゴーラウンド) に乗ったりと、子ども達も大喜び。

さて、lundi soir (月曜の夜) 横浜へ帰って来て、トマに «Qu’est-ce qui t’a plu le plus?» (何が一番楽しかった?plu=plaire (気に入る) の過去分詞) と聞いてみたら、帰って来た答えは「こたつ」。旅館のお部屋にあったこたつが珍しかったようですが、le parc safari の les lions (ライオン) や le parc d'attraction のウルトラマンが聞いたら、さぞやがっかりすることでしょう。
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